iOSアプリでカメラにアクセスするとき、UIデザイナーが気をつけるポイントまとめ
iOSアプリでカメラを使いたいときは多いのだけど、正常系のUIを考えてタスクを Done にしたら、エンジニアに「こうなったらどうする?」って考慮漏れを指摘されがちなので、世のUIデザイナーは以下の3点を気をつけたし。
UIのキャプチャは、UIデザイナーなら98%が参考にしているという噂のEvernoteアプリです。
(1)カメラへのアクセス権限を与えるAlert Viewの文言を考える
この関門を突破しないと機能を使ってもらえないので、正しい日本語を頑張って考える!
(2)カメラへのアクセス権限がオフにされているときのUIを考える
設定アプリで、アプリ毎にカメラのアクセス権限をオフにできるので、オフにされているときに「オンにしてや〜」的なUIを考える。
世の中の小洒落たアプリは、Alert Viewのボタンが「設定アプリを開く」的なボタンになっていて、設定アプリにURL Schemeで飛ばしてくれる。そのUIをやりたい場合、エンジニアと実装コストを相談する。特に古いiOSをサポートするときは要注意。
ぶっちゃけ、これだけ世の中にたくさんのアプリがある中で、ユーザーがこの設定をオフにしているのはレアケースだと思うので、今ご自身が開発中のアプリに「設定アプリに飛ぶ」機能が実装されていなければ、わざわざ実装する必要もないかもしれない。開発チームのコストをかけるべきポイントは、他にもたくさんあるはず。
(3)iOSの機能制限によりカメラが使えないときのUIを考える
iOSには、ペアレンタルコントロールやMDMによる制御という機能があって、そもそもカメラの利用が制限されているっていうことも考えられる。そしてこのときのUIは、大手のアプリでも検討されていないことが多い。気をつけよう。
この場合は、管理者から「このデバイスでカメラ使ったらあかんで〜」と言われている状態なので、機能そのものを隠すようなUIが適切。
(3)の考慮、みんな忘れているからUIデザイナー気をつけよう!ってのがこの記事の主旨。